じんましん(2007/10/01)

「じんましん」って?
 かゆい、皮膚が赤い、虫刺されやみみず腫れのように皮膚がもりあがっている。でも、しばらくすると消えている。これがじんましんです。
「じんましん」のいろいろ
 じんましんには、原因・誘因が明らかなものと、わからないものがあります。
 原因・誘因が明らかなじんましんの場合は、それらを避けることが治療の基本です。原因・誘因がわからないものの場合は、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤をきちんと内服して治療します。
原因・誘因が明らかな「じんましん」
■ 食物(果物、エビやカニなど)、薬(抗生物質、鎮痛剤など)、などに対するアレルギー。
■ サバ、タケノコ、豚肉などを食べて、アレルギーとは無関係に起きる場合。ほとんどがこのタイプ。
■ 皮膚のこすれ、寒冷、温熱、日光などの刺激。
■ 入浴、運動、精神の緊張などで発汗する時。
原因・誘因がわからない「じんましん」
■ じんましんの多くはこのタイプです。
■ 毎日のように症状があらわれます。1か月以内に治まるものを急性じんましん、1か月以上続くものを慢性じんましんといいます。
「じんましん」の対策
■ 薬……症状の有無にかかわらず、毎日飲み続ける。
■ 食事…アルコール、辛すぎるもの、アクのある野菜、トマト、鮮度の落ちた魚介類等の食品は控える。
■ ストレスを避ける。
◎ 最近の報告では、「じんましん」の80%以上は、アレルギーとは無関係であるといわれています。


神野クリニック 神野 公孝


一覧に戻る

Copyright (C) 2001-2006 Nakatado gun & Zentsuji city Medical Association. All Rights Reserved