ドライスキン乾燥肌(2015/11/02) 寒くなり、空気が乾燥する季節になって皮膚がカサカサしたり、白く粉がふいたようになってきます。 これからの季節は特に脚の膝から下、腰などの衣服と擦れる部位にかゆみが出てきたり、紅みが出てきます。 乾燥した皮膚は、とても敏感で炎症やかゆみを起こしやすく、掻くことや擦れることによって症状がますます悪化し、湿疹になってしまいます。 皮膚のうるおいは、角質層にある3つの保湿成分の働きによって保たれています。 〔保湿成分〕 ・皮脂膜 ・角質細胞間脂質(セラミドなど) ・天然保湿因子
特に冬に空気が乾燥したり、発汗量が減少することや、お風呂の間違った入り方などで乾燥がどんどんひどくなります。また年齢とともに皮膚の老化も進みます。
ドライスキン(乾燥肌)のケアと予防 ・長湯と熱いお湯での入浴は避けてください。保湿成分が溶け出します。 ・石けんをしっかり泡立てて手で優しく洗ってください。タオルでこすると、角質層を削り取っていることと同じです。 ・入浴後は保湿剤をすり込まないよう皮膚表面にのばすようにたっぷり塗ってください。すり込んだりすると保湿剤の刺激でかえってかぶれることがあります。 また、乾燥性皮膚炎になってしまってからは、保湿剤は逆効果になることもあります。 この冬、しっとり肌を保って過ごしましょう。
神野クリニック 神野 公孝 |
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