皮膚感染症とプール(2018/06/01) とびひ(伝染性膿痂疹) ほとんどが黄色ブドウ球菌による皮膚の水泡形成です。水に触れると悪化したり、お友だちにうつることがあります。治るまでプールや水遊びは禁止する方がいいでしょう。 いつも一緒にいるお友だちにうつすと、自分が治っても、次は反対にうつされますよ。 みずいぼ(伝染性軟属腫) みずいぼのウイルスの感染で起こる、皮膚のいぼです。症状が出るまで14日から50日くらいかかります。プールの水ではうつりません。ただし、ビート板や浮き輪やタオルなどでうつることがあり、もちろんお互いの皮膚の接触でもうつります。 みずいぼは放置していても自然に治ります。しかし、平均2年(6か月〜5年)かかります。 痛みを伴う治療なので、子どもがかわいそうだと、放置を選ぶお母さんお父さんもいますが、それを選択した場合には、周りのお友だちにみずいぼをあげないように対処してください。 例えば、水着で覆われてない部位のみずいぼは、ヒートラッシュを着用させるなどして、お友だちにあげないように配慮しましょう。 頭じらみ 薬物治療を始めたあとは、翌日からプールは問題ないでしょう。 ただし、タオルやスイミングキャップの貸し借りはしないように。
皮膚の感染症は、うつしたりうつされたりします。もしうつされたと思ったら、周りのお友だちにあげないように、自分のところで止めましょう。
神野クリニック 神野 公孝 |
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