初動負荷トレーニングについて(2019/05/07)

  引退されたイチロー選手により世界で注目された『体が柔らかく、しなやかになる』初動負荷トレーニングを聞いたことはありますか?

初動負荷トレーニングとは

 ワールドウイングの小山裕史先生が創案した初動負荷理論に基づいて独自に開発されたB.M.L.Tカムマシンを使用して行うトレーニングです。従来のトレーニングとは違い、体が柔らかく、しなやかになり、パフォーマンスも向上できることで世界的にも注目されているトレーニング方法です。

初動負荷トレーニングの効果

 柔軟性と強さ、しなやかな動きの獲得、スピード、加速度の向上、機能的純粋パワーの向上などの効果から、数多くのトップアスリートに活用されてきました。今ではアスリートのみならず、数多くの故障や脳疾患の後遺症による麻痺に悩む方々や高齢者の介護予防トレーニングに効果的であることも証明され、スポーツジムだけでなく、病院などの医療機関や介護施設でも導入されています。

 香川県内でも、初動負荷トレーニングマシーンを導入し、外来や入院、介護保険を使用した通所リハビリの患者様のリハビリに使用し、効果を上げている医療機関があります。この初動負荷トレーニングは、肩の痛みやコリ、膝腰の痛み、脳梗塞後の麻痺の改善に対しても効果的であり、膝の痛みのため杖をつかなければ歩けなかった方も、初動負荷トレーニングを行うことで膝の痛みが減り、杖なしで歩けるようになった方もおられます。

 また、一般の方にとっても初動負荷トレーニングは効果的であり、理学療法士が一人ひとりに合わせたトレーニングプログラムを組みます。トレーニングの目的も、競技力の向上から、健康・体力の維持増進、生活習慣病をはじめとする各種疾患の予防、シェイプアップ、故障等からの機能改善など多岐にわたり、プロ選手をはじめ、若い方から90歳を超える高齢者の方までご利用いただけます。

 

                               ふじた医院   藤田 博崇


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