梅雨の食べ物に注意(2022/06/01)

  ジメジメとしたこの時期になりますと、食中毒菌の繁殖が活発となります。そこで今回、特に小児に注意すべき食べ物をテーマにお話しいたします。

 

1) ハチミツ

ボツリヌス菌汚染の可能性があり、これは加熱しても防げませんので、1歳未満の子供さんには厳禁です。 

 

2) 生卵

卵はサルモネラ菌による汚染の可能性がありますので、十分加熱してから食べさせましょう。

 

3) 生の魚介類

生魚介類には主に夏場の腸炎ビブリオ、カキ等の二枚貝はノロウイルスを持っている可能性があるため、子供さんには加熱調理する必要があります。また、アニサキス寄生虫による食中毒も青魚やイカを中心に注意が必要です。

 

4) 不完全加熱の肉

生肉にはO157、カンピロバクター、サルモネラ菌等が存在する可能性があります。十分に加熱することと、生ものと調理後食品で使用する道具を分ける必要もあります。 

 

以上、基本的に赤ちゃんの消化器官は、未熟で抵抗力も弱いので生ものは与えない方が無難です。大体3歳頃の幼児期から少しずつ食事に取り入れることをおすすめします。

 

森医院   森 史郎


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