ひとくちメモ
知っておきたい子宮頸がん検診のこと(2020/04/01)

  現在日本人の約50%は一生のうちに何らかの『がん』にかかるといわれています。子宮頸がんと診断される人は、全国で年間約11,000人。最近では2030歳代の若い世代に発症者が増え、問題になっています。晩婚化で、いまや出産される方の約30%が35歳以上の高齢出産です。妊娠する前に子宮を摘出せざるを得なくなる女性も増えているのです。

 子宮頸がんの95%以上は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。性的接触により感染します。性交渉の経験のある男女の5080%はHPVに感染していると推計されています。性交渉を経験する年齢になれば、誰でもHPVに感染し、子宮頸がんを発症する可能性があります。性交開始年令の低年齢化や性的な活発性が、若い世代の子宮頸がんの増加に関係しています。

 しかし、HPVに感染してから子宮頸がんに進行するまでの期間は、数年〜数十年とゆっくりです。前がん病変や初期の子宮頸がんでは、一般的に自覚症状はありません。きちんと子宮頸がん検診を受け、がんになる前の細胞の異変(前がん病変)を見つけて早期に治療すれば、子宮頸がんへの進行を防ぐことができます。

 20歳以上の性交経験のある方は、ぜひ1〜2年ごとに『子宮がん検診(子宮頸がん検診)』を受けましょう。自覚症状のない方は、善通寺市の検診が良いでしょう。しかし、不正出血や茶・ピンク色のおりものが続くなどの症状がある方は、医療機関で通常の診察を受けてください。また、すでに前がん病変で経過観察中の方は、かかっている医療機関で定期的な診察を受けてください。

 20歳になったばかりの性交経験のない方は、まだ子宮頸がんは心配しなくて大丈夫です。将来性交を経験したら、きちんと検診を受けましょう。

 

                                                                                              谷病院   山本 順子


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