ひとくちメモ
高血圧治療薬について(2017/07/05)

 現在よく使われている高血圧の治療薬についてお話ししたいと思います。

 降圧剤は、その作用のメカニズムの違いによって次のように分類されます。

@   カルシウム拮抗薬(Ca拮抗薬)17種類

A   アンギオテンシン変換酵素阻害薬

(ACE阻害薬)

B   アンギオテンシン受容体拮抗薬(ARB)7種類

C   利尿薬 4種類

D   β遮断薬

E   α遮断薬

 この中で合併症を有さない高血圧の第一選択薬は、Ca拮抗薬、ACE阻害薬、ARB、利尿薬の4種類です。

 また、それぞれのグループの中にも微妙な作用の違いによって何種類もあり、患者さんの状態によって選択されます。

 高血圧の治療を始めようとした時、まずは食事療法、運動療法など生活習慣の改善を指導し、その後投薬となります。

 降圧剤の選択については、高血圧の重症度、年齢、肥満、糖尿病、心疾患、脳血管障害、腎臓病などの合併症の有無によって単剤あるいは多剤を併用し、適切な投薬を行います。

 また、多剤を併用する場合に、Ca拮抗薬+ARB、ARB+利尿薬などの2剤の配合薬を使用することもあります。

 最後に降圧剤を安心して内服するためには、自分がどのような薬を飲んでいるのか知っておくことと定期的に検査を受けておくことが大切です。

 

 

                                                                                       中島医院   中島 雄作


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