ウォーキングのすすめ(2013/05/01)

 

 新緑の季節です。野山を歩きますと、心身ともにリフレッシュします。ウォーキングのメリットはたくさんあります。

・血糖、脂質、肥満などによい影響を及ぼし、生活習慣病の予防・改善、心肺機能が向上します。

・腸の動きを活発にし、便秘の予防などに役立ちます。

・下肢の筋肉を鍛えれば、転倒防止にもなります。下肢の筋肉は第二の心臓とも言われており、全身の循環にも好影響を及ぼします。

・骨量を維持し、骨粗鬆症になりにくくなります。

・食事がおいしくなり、軽い疲れは睡眠にもよいと思われます。

 さらに、ウォーキングは身体面だけでなく、こころの健康にもよいと言われています。足裏から脳への刺激、緑の木立、青い空、鳥の鳴き声など、目、耳などから入る脳への刺激は脳の活動を活発にします。ラットの実験では、歩行で大脳皮質(神経細胞の集まっている部位)の血流量が増えることがわかっています。京都の南禅寺あたりから銀閣寺にかけて、「哲学の道」といわれる小道がありますが、歩行によって何かいいアイデアが浮かぶのかもしれません。

ウォーキングのよいところは、何の道具もいらず、いつでも誰でもできることです。市街地の歩道、神社・寺、公園や、ウォーキングできるよう整備された池の周囲など、善通寺市にはウォーキングに適したところがたくさんあります。積極的にウォーキングされることをおすすめします。 

 

※疾病のある方は、主治医と相談してください。

 適宜、水分を補給しましょう。

 

           藤沢医院  藤澤 孝男

 


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