ひとくちメモ
ちょっと 肝臓の話を聞いてください!(2022/07/01)

  アルコールを飲んでいないのに、肝臓の働きが悪くなることがあるのをご存知ですか!それを脂肪肝といいます。

 詳しく言うと、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)といい、過剰な糖質や脂質(あぶら)が中性脂肪(TG)として肝臓内の細胞にたまることで、肝臓の働きを悪くする病気の総称です。そのうち、A・B・C型等のウイルス肝炎、薬剤性肝炎、アルコール性肝炎などで発症する脂肪肝を除いたものです。

 NAFLDは、肥満や生活習慣病を基礎として発症することが多く、2040年には、日本の総人口の約半分がNAFLDになると予測されています。この病気は、死亡原因が肝硬変、肝がんなどの肝臓直接の病気ではなく、心血管系すなわち心筋梗塞など動脈硬化の病気が最も多いことが疫学研究から報告されています。

 知ってもらいたいのは、「NAFLDは肝臓の病気なのに、肝臓の直接の病気で最期を迎えるのではなく、心臓、血管系の病気で死を迎えることが一番多く起こっている。」ということです。

 NAFLDの発症や心血管系の病気の発症には、高中性脂肪血症も関与しており、それを防ぐような管理が重要になります。

 

 

安藤医院   安藤 直明


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