ひとくちメモ
尿酸値、気にしてますか?(2021/07/01)

 血液中の尿酸値が7.0mg/dlを超えたら『高尿酸血症』と呼びます。尿酸値が高いとなぜいけない?その理由は次の通りです。

@高尿酸血症は痛風発作や腎障害の予備軍:高尿酸血症の状態が長く続くと、尿酸の結晶が体のあちこちに沈着し始め、痛風発作をはじめとするさまざまな症状を引き起こします。

A高尿酸血症は動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などに密接な関わりがある:高尿酸血症のおよそ80%に高血圧、肥満、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病を合併し、内蔵脂肪蓄積やインスリン抵抗性といった代謝異常が背景にあると考えられます。このような代謝異常が動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中などを起こすリスクを高めているといわれています。

 高尿酸血症だからといって、すぐに薬による治療が必要となるわけではありません。食事の量を抑えて体重を落とす、アルコールを減らす、水分を十分にとる、適度な有酸素運動をする、ストレスを上手に発散する、といった生活習慣をまずは見直しましょう。ただし、痛風発作を起こしたことがある、または痛風結節がある方、尿酸値が8.0mg/dl以上で合併症のある方、尿酸値が9.0mg/dl以上の方は薬を飲むことが勧められますので、主治医の先生に相談しましょう。高尿酸血症や痛風の治療は継続することが大切です。定期的に診察を受けながら、根気よく治療を続けましょう。

 

                                                                   石原消化器内科クリニック   石原 祐美


バックナンバー

Copyright (C) 2001-2006 Nakatado gun & Zentsuji city Medical Association. All Rights Reserved